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心の病気と問題行動

 

■ 不適切な排泄(トイレ以外での排泄とマーキング)


・マーキング
 
→においづけのための排尿
 
→ネコやイヌなどの動物の排尿には、おおむね2つの意味があります。
 ひとつはいうまでもなく、自然な排尿であり、もうひとつは「マーキング」と呼ばれる
 においづけのための排尿です。これは自然の排尿のように膀胱にたまった尿を全部出しきるのではなく
 少量の尿を飛ばすように放尿するので、よく「スプレー」と呼ばれます。
 
 
 
・不適切な場所での排泄
 
→トイレ以外での場所で排尿する
 
→ネコは自然の排尿をするときには、一カ所にしゃがみこんで静かに排尿します。
 排尿を終えるとふりかえって自分の排泄物のにおいをかぎ、上から砂や土をかけておおいます。
 
 
 

■ 攻撃行動


・オスネコどうしのケンカ
 
→去勢していないオスに多い
 
→オスネコはしばしば、テリトリーをめぐって他のオスネコと闘います。
 さらにメスを得るためにも闘うようになります。
 オスネコの威嚇の声はかん高く近隣にひびきわたるため、
 ネコの飼い主と近隣の家との間でトラブルが生じることもあります。



・捕食性による攻撃
 
→ネズミや鳥をつかまえようとする

→獲物をとるネコの本能的な行動です。
 オスネコにもメスネコにも同じようにみられ、年齢にも左右されません。
 (もちろん病気の老齢のネコはこのような行動はとりません。)
 
 
 
・テリトリーを守る攻撃
 
→ほかのネコを威嚇する

→なわ張り意識の強いネコが、自分のテリトリーに入りこんできたほかのネコを
 追い出そうとしておこす攻撃行動です。
 
 
 
・恐怖による攻撃
 
→追い詰められて反撃する
→人間や他のネコが限度をこえて近づき、追いつめられたときに必死になっておこす反撃行動で、
 追い払うためのものです。
 
 
 
・遊びによる攻撃
 
→ストレスがたまっているネコに多い

→遊んでいる最中に突然、攻撃的な行動に出るネコがいます。
 これは、同じ家で生活している他のネコやイヌ、および人間に向けられる正常な行動であり
 狩猟行動と似ています。
 
 
 
・“やつあたり”の攻撃
 
→身近な人間や動物を攻撃する

→たいへん興味深いことに、ネコはいわゆる〝やつあたり攻撃〝(転嫁性の攻撃)をすることがあります。
 
 
 
・愛撫による攻撃
 
→しつこい愛撫を拒否する

→飼い主になでられてうっとりしていたネコが突然、飼い主の手にかみつくことがあります。
 
 
 
・母性による攻撃
 
→子ネコを守る本能的行動

→出産前後や子育て中の母ネコは、オスネコや同居のイヌ、ときには飼い主から
 子ネコを守ろうとして、過剰な攻撃性をみせることがあります。
 
 


■ その他の問題行動

 
・爪とぎ
 
→ネコの好む爪とぎ道具を用意する

→ネコはよく、ソファーや家具、壁紙やじゅうたんなど、飼い主にとって大切なもので爪をとぎます。
 これは室内だけで生活するネコに多くみられ、自由に外に出られるネコにはあまりみられません。
 爪とぎはネコにとっては正常で必要不可欠の行動です。
 しかし、人間の側にとっては、家具やソファーを使ってそれをやられるのは問題です。
 
 
 
・強迫的な行動
 
→体をなめつづける

→腹や足など、自分の体の同じところをいつまでもなめつづけるネコがいます。
 
 
 
・吸入行動
 
→衣類を吸ったりかんだりする

→やわらかい衣類や布をしきりに吸ったり、その中に顔をうめることを好むネコがいます。
 
 
 
・持ち運びと貯蔵
 
→ものを運んだりため込む

→獲物にみたててものを集めているという説もありますが、よくわかっていません。
 とても不思議な行動です。
 病的な原因によるものか、あまり心配する必要のないことかも分かっていません。
 
 
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※現在、夜間・深夜診療を行っておりません。
 
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