血液の検査

 
・一般血液検査(CBC)
 
→<目的>赤血球と白血球、それに血小板を調べる検査です。
 
→<方法>血球計算盤を用いる方法と、動物用の自動血球計算機を用いる方法があります。
 
 
 
・血液の生化学検査
 
→<目的>生化学検査によって、肝臓や腎臓、すい臓などのはたらきを調べます。
 
→<方法>現在では動物用の様々な検査機器が開発されているため
 少量の血液でさまざまな検査を行うことができます。



・免疫学的検査(抗原抗体法)
 
→<目的>ネコがネコエイズ(ネコ免疫不全ウイルス感染症)、ネコ白血病ウイルス感染症
 ネコ伝染性腹膜炎、トキソプラズマにかかっているかどうかを調べる検査です。
 この検査はネコから採血した血液を用います。
 
→<方法>ネコエイズについてはウイルス抗体検出用キット、白血病ウイルス感染症については
 ウイルス抗原検出用キットを用いて感染の有無を調べます。
 これらの感染症は、動物病院で採血し、その場で検査できます。
 一方、伝染性腹膜炎やトキソプラズマ症にかかっているかどうかをみるには
 抗体価(血清の中の抗体の量)を測定する必要があります。
 そこでそれらの検査は、専門の検査機関に血清を送って行います。



・血液寄生虫の検査
 
→<目的>血液中にフィラリア(イヌ糸状中)が寄生するフィラリア症の検査は、血液を採血して行います。
 
→<方法>直接法という検査では、ネコから採血した血液を直接、顕微鏡で見て調べます。
 またフィルター集中法と呼ばれる検査では、採血した血液を溶血させた後、穴の大きさが
 8ミクロンのフィルターでろ過し、ミクロフィラリア(フィラリアの幼虫)の有無を調べます。
 どちらの方法を用いた場合でも、フィラリアのオカルト感染(フィラリアの成虫が寄生していても
 血液中にその幼虫のミクロフィラリアが現れない状態)では、ミクロフィラリアは検出できません。



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