
目の病気
■ 角膜と結膜の病気
・角膜炎
→角膜に炎症が生じ、はげしく痛む
→角膜に炎症がおこった状態を、角膜炎といいます。
角膜は5つの層からなり、どこにどの程度の炎症ができたかによって厳密には病名が違います。
また、一般の診療では原因によって違う病名でよぶこともります。
ここでは一括して角膜炎として説明しますが、簡単に分類にもふれておきます。
〈①表層性角膜炎〉(角膜上皮またはその下の浅い部分)の炎症。
〈②深層性角膜炎〉①より深い部分の炎症。
〈③潰瘍性角膜炎〉炎症が角膜の深部までおよび、潰瘍になったもの。角膜潰瘍ともいう。
〈④その他〉急性角膜炎、慢性角膜炎、乾性角膜炎などという分類もあります。
・角膜裂傷
→角膜の傷口から、眼球の内容物がとび出す
→角膜に傷がついた状態を角膜裂傷といいます。
・結膜炎
→イヌにいちばん多い目の病気
→結膜に炎症ができることを結膜炎といいます。
イヌの目の病気では、もっともよくみられるものです。
・乾性角結膜炎
→目が乾いて、角膜と結膜に炎症が生じる
→何らかの原因で涙(涙液)の分泌が少なくなり、目の表面が乾いて結膜と角膜に炎症が生じるものです。
一時的なものと慢性的なものがあります。
■ 眼瞼(まぶた)と涙器の病気
・眼瞼炎
→放置すると慢性化し、治りにくい
→まぶた(眼瞼)やその周辺が赤く腫れる病気です。
慢性化すると完治しにくくなります。
・眼瞼内反症
→まぶたが内側にめくれている
→まぶたが内側に曲がりこんだ状態を眼瞼内反症といいます。
この症状になるとまつ毛が角膜や結膜を刺激して、角膜炎や結膜炎をひきおこすことがあります。
まぶたの内反そのものは、二次的な病気をおこさないかぎり、放置してもとくに問題はありません。
・眼瞼外反症
→まぶたが外側にめくれている
→まぶたが外側にめくれ上がった状態を眼瞼外反症といいます。
角膜や結膜が露出するため、炎症や潰瘍をおこしやすくなります。
・流涙症
→涙があふれてとまらない
→つねに涙があふれる病気です。
目の周囲が汚れやすいので、清潔にしておかないと結膜炎などをおこします。
・チェリーアイ
→第三眼瞼腺が赤くふくれる
→第三眼瞼の裏側にある第三眼瞼腺が、赤く腫れあがって突出する病気です。
さまざまな目の病気を併発することがあります。
■ 眼球の病気
・眼球の脱出
→眼球がとび出す
→眼球がまぶたの外にとび出した状態をいいます。
そのままにしておくと眼球表面が乾いたり化膿したりして、組織が壊死することもあります。
・前房出血
→眼球が出血で真っ赤になる
→角膜と虹彩の間の前眼房でおこる出血です。
・ブドウ膜炎
→眼球がにごったり出血する
→虹彩・毛様体・脈絡膜などの血管にとむ膜を総称してブドウ膜といい、
ここに炎症がおこることをブドウ膜炎といいます。
・緑内障
→進行すると完治しにくい
→眼圧が高くなり、それによって視神経が影響を受け、視野がせまくなる病気です。進行すると失明することがあります。
・白内障
→進行すると失明する
→目の水晶体の一部ないしは全部が白くにごる病気です。
進行すると視力が低下し、失明に至ることもあります。
・網膜剥離
→網膜がはがれて、ときには失明する
→網膜の一部もしくは全部が眼底からはがれた状態です。
事故や病気が原因でおこることもありますが、先天症の網膜形成不全もあります。
