イヌ・ネコの病気イヌの病気イヌの病気の種類生殖器の病気

生殖器の病気

 

■ メスの病気

 
・子宮蓄膿症
 
→子宮に膿がたまり、腹がふくれる
 
→子宮が細菌に感染して炎症をおこした結果、子宮の内部に膿がたまる病気です。
 中年以上(5歳以上)のメスのイヌ、とくに老犬にはふつうにみられます。
 よほど病気が進行しないかぎり、とくに問題なく治療できます。
 
 
 
・乳腺炎
 
→乳腺にしこりができ、熱をもつ
 
→子イヌの授乳期に乳腺が熱をおび、しこりが生じます。
 細菌に感染して化膿することもあります。
 
 
 
・膣の病気
 
→膣が赤く腫れたり、外にはみ出る
 
→メスのイヌの膣は、交配や子宮内膜炎、出産などによって、細菌に感染し、
 炎症をおこすことがあります(膣炎)。
 また、女性ホルモンが過剰に分泌されたために、膣の粘膜が厚くなって
 膣の外にまではみ出てしまう(膣の過形成)こともあります。
 
 
 
・膣の脱出
 
→膣が体の外に出る
 
→発情期に、性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)のバランスがとれていないと
 膣の一部は体の外に出てしまうことがあります。
 
 
 

■ オスの病気

 
・精巣の腫瘍
 
→メスのように乳がふくらむこともある
 
→精巣(睾丸)の腫瘍は、イヌでは人間よりも発症率が高く、多くみられます。
 腫瘍細胞の増殖によって精巣がふくれあがることもあります。
 ほとんどは良性ですが、まれに他の臓器に転移することがあります。


 
・包皮炎
 
→包皮から膿が出る

→ペニスを包む包皮が病原性の最近に感染して炎症をおこし、包皮の先端から膿が出ます。



・前立腺炎
 
→急性では痛みが激しく、うずくまることもある
 
→前立腺が細菌に感染して炎症をおこす病気で、老犬に多くみられます。
 ほとんどの場合、前立腺の肥大をともないます。前立腺の細菌が膀胱に広がることもあります。
 完治せずにときどき症状が出る膀胱炎は、しばしば前立腺が細菌源になっています。



・前立腺肥大
 
→他の臓器を圧迫して、病気をひきおこす
 
→人間とイヌだけにあらわれる病気で、老犬に多くみられます。
 イヌでは、症状が出なくても50%のオスイヌは前立腺が肥大しているといわれています。
 つまり、老犬になれば、前立腺は肥大すると考えたほうが良いでしょう。
 前立腺が大きくなると、近くの尿道や直腸を圧迫することがあります。
 また会陰ヘルニア(腸や膀胱が会陰部に脱出する病気)の原因にもなります。



・前立腺膿瘍
 
→尿がにごり、血がまじる
 
→前立腺が細菌に感染して化膿し、膿が尿道に排泄されずに前立腺にたまる病気です。




■ TEL
0968-38-5100
※現在、夜間・深夜診療を行っておりません。
 
通常診療
 
 
 
 
 
 
※現在、夜間・深夜診療を行っておりません。