寄生虫病
・フィラリア症
→ネコが突然死ぬこともある
→フィラリアはイヌの心臓に寄生する虫として知られています。
しかし近年、フィラリアはネコにも感染することがわかってきました。
ネコはフィラリアの本来の宿主ではないため、体内に大量のフィラリアが住みつくことは
少ないとみられます。しかしネコの心臓はイヌの心臓よりずっと小さいため、フィラリアに
感染すると重症になることが少なくありません。
・回虫症
→子ネコでは死ぬことも
→回虫はネコにもっともよくみられる寄生虫です。おとなにネコが回虫に感染しても
あまり症状には現れませんが、子ネコが感染すると重症になり、死ぬこともあります。
・鉤虫症
→血の混じった便を出す
→鉤虫は長さ1~2センチの白い糸のような寄生虫です。
ネコの小腸に住みつき、その壁に食いついて血を吸います。
・条虫症
→便の中で虫の片節が動きまわる
→条虫はたくさんの片節(体節)からなる寄生虫です。
さなだひものように細長いので、昔からよくサナダムシと呼ばれてきました。
条虫の片節のひとつひとつには卵が入っており、ちぎれた片節も動きまわります。