■ 食べ物や植物による中毒
・タマネギ中毒
→スキヤキ、天ぷらに注意
→イヌはタマネギやナガネギを食べると中毒をおこすことがあります。
飼い主がこれらの野菜の入ったスキヤキの汁、味噌汁、天ぷらなどを与えると
イヌは溶血性貧血をおこして、さまざまな症状を示します。
・アセビ中毒
→散歩コースのアセビに注意
→前述したアセビの若芽や樹皮をイヌが食べると中毒になります。
どのくらいの量で中毒をおこすかはよくわかっていません。
■ 薬品などによる中毒
・殺虫剤による中毒
→薬浴剤やノミとり首輪に注意
→私たちの比較的身近にあるカやハエ、アリ、ナメクジなどを殺す殺虫剤が
イヌの中毒をひきおこすことがあります。
また、植物につくカビや細菌を殺す殺虫剤(抗生物質)が原因で中毒になることもあります。
・殺鼠剤による中毒
→死んだネズミを食べて中毒になる
→ネズミとり用の殺鼠剤による中毒はネコに多くみられますが、ときにはイヌもこの中毒にかかります。
それはおもに、殺鼠剤を食べたネズミをネコやイヌが食べることによって二次的におこるものです。
殺鼠剤にはいろいろな薬剤が使われていますが、よく使用されているものには、ワルファリン
タリウム、メテアルデヒド(ナメクジ駆除剤としても用いられる)などがあります。
・除草剤による中毒
→危険なヒ素系、フェノール系除草剤
→これは農薬中毒の一種です。除草剤として用いられる薬品には、ピピリジニウム系、トリアジン系
尿素系、有機ヒ素系、フェノール系などがあり、種類によってはイヌやネコなどの動物に対して
強い毒性を示します。そのため、これらによるイヌやネコの中毒事故がときどき報告されています。
除草剤が散布されたところを歩いた動物が、自分の足の裏や体表についたものをなめることによって
中毒をおこします。
・重金属による中毒
→鉛や古いペンキに用心する
→重金属がイヌの体内にとりこまれた場合、しばしば重大な事態をまねきます。
問題になりやすい重金属には、鉛、鉄、水銀、アンチモン剤、ヒ素、フッ化物、リンの化合物
タリウムなどがあります。これらのうち、殺鼠剤や殺虫剤、除草剤などにふくまれているヒ素
フッ化物、リンの化合物などはしだいに製造あるいは使用が少なくなっていますが、今後も
注意が必要です。
