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ケガ・ヤケド・熱中症

 
・交通事故によるケガ
 
→車にはねられる
 
→イヌが交通事故にあうケースはめずらしくありません。イヌの骨折の原因のほとんどは交通事故です。
 交通事故によるケガには、礫症(タイヤにひかれて受けた傷)、ねんざ、骨折、脱臼、そして打撲に
 よる内臓出血や内臓破裂などいろいろなものが考えられます。ケガの種類もケガをした部位も
 ひとつではないのがふつうです。また、外見的にはとくに異常がみられなくても、内臓や骨、脳などに
 損傷を受けていることもあるので明らかに軽傷と判断できる場合をのぞいて、大事をとって動物病院に
 運び、全身の精密な検査を受けるのがよいでしょう。
 
 
 
・日常のケガ
 
→イヌどうしのケンカや事故
 
→イヌどうしのケンカでケガをする、ガラス片や金属片で切り傷や刺し傷をおうなど
 日常おこるイヌのケガにはいろいろなものがあります。傷の程度によって対応は異なります。



・異物を飲み込む
 
→釣り針、焼き鳥の串、ゴルフボール
 
→イヌには口に入れたものを急に呑みこんでしまう習性があり、それがのどや食道、腸につまったり
 ひっかかったりして、問題になることがあります。
 イヌがよく呑みこむものにスジ肉などのかたい肉のかたまり、釣り針、縫い針、焼き鳥の串
 マジックボール、ゴルフボール、梅干しや桃の種、小石、魚の背骨、コイン、ボタンなどがあります。
 海外ではナイフやドライバーを呑みこんだ例も報告されています。



・ヤケド
 
→ひどいやけどは命にかかわる
 
→火、熱湯、蒸気、あるいは高温に熱せられた金属になどに触れて、皮膚などがただれる
 はがれるなどの傷をおうことを熱症、一般にはヤケド(火傷)といいます。
 ヤケドはいろいろな原因でおこります。
 イヌが交通事故にあって地面を引きずられたときに摩擦でヤケドする、夏の暑い日にアスファルトや
 コンクリートの道路を散歩させたときに足の裏の蹄球(パッド)にヤケドする、化学薬品に触れてヤ
 ケドをするなどあります。また、好奇心の強い若いイヌでは、電気コードをかんで感電し、唇や歯肉
 にヤケドをすることもあります。さらに低温ヤケドといって、ドライヤーを長時間使うことによって
 おこるものもあります。火事などで煙を吸い込んで、気管や肺に損傷を受けた場合もヤケドといいます。
 動物の体は大部分が水分でできており、熱くなりにくい性質をもっています。
 反面、いったん熱くなるとなかなか冷えにくいので、ヤケドをおったらすぐに患部を冷やすことが大切
 です。ダメージを少なくすることができます。



・熱中症(熱射病)
 
→体温が急激に上昇する
 
→イヌは寒さに強く、暑さには弱い動物です。彼らには汗腺(汗を出す腺)がないため、体温が上昇した
 とき、人間のように汗を出して体温を下げることができません。
 イヌは口をあけてあえぎ、空気を体内に入れては出すことで体温を調整します。そのため、温度が高く
 喚起のよくない場所におかれたり、暑い日に直射日光を浴びつづけたりすると、イヌの体温は急激に
 40度Cをこえ、そのまま下がらなくなります。
 はげしい運動をして体温が急上昇したときも、同じ症状になることがあります。
 このような高熱による障害を熱中症(日射病)、なかでもひどいものを熱射病といいます。
 ただちにイヌの体温を下げてやらないと死亡することがあります。肥満したイヌは、体脂肪が多いため
 に熱の発散がうまくいかず、熱中症にかかりやすいので注意します。
 また、ボクサー、パグ、ペキニーズ、ブルドッグ、シーズーなどの短頭腫も、暑さには弱いタイプです。
 これらのイヌは他のイヌにくらべると、頭が短い分、頭部の気道も短いため、空気が気道を通るときに
 体温を下げる効率が悪いからです。




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