栄養性の病気

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動物病院 熊本 デーリー
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電話:0968-38-5100
現在、夜間の診療を行っておりません。
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栄養性の病気
 

・肥満
 
→ネコの肥満は万病の原因
 
→最近肥満のネコが増えている原因のひとつ
 は、ネコの食生活が向上し、必要以上に栄
 養価の高い食べ物を与えられていることで
 しょう。
 また都市部で屋内だけで生活しているネコ
 が増えていることも、肥満増加の理由と考
 えられます。
 彼らはせまい屋内に閉じこめられて運動不
 足だからです。
 ネコは運動能力の非常に高い動物ですが、
 活動的とはいえず、1日の大半を眠ったりじ
 っとうずくまるなどしてすごします。
 こうした性向をもつネコに高カロリーで嗜
 好性の高い食事ばかり与えていては、肥満
 になるのも当然です。
 たしかに治療の必要があるほど病的に肥満
 したネコはそれほど多くはありません。
 しかし肥満気味のネコは非常に多いようで
 す。肥満を病気と考えない人もいますが、
 少なくとも病気の予備軍です。
 ネコが健康に生きるには、肥満はさけるべ
 きです。
 こうした傾向を反映して、今では体重を落
 とすためのネコ用ダイエット食も出まわっ
 ています。
 あまりにも多様な食べ物が出まわっている
 ため、ネコの食事に頭を悩ませる飼い主も
 少なくないようです。
 
 
・黄色脂肪症(イエローファット)
 
→腹部に硬いしこりができる
 
→栄養がかたよっていると発症する病気で
 す。ネコの腹部や胸部、腹腔内などにたま
 った皮下脂肪が酸化して変性し、炎症をお
 こします。
 脂肪は本来きれいな白色ですが、この病気
 になると黄色く変色して見えることから
 「黄色脂肪症(イエローファット)」と呼
 ばれます。汎脂肪織炎ともいいます。
 最近では、栄養のかたよりから生じるこう
 した病気はあまりみられなくなっていま
 す。これは、多くの飼い主がネコの栄養に
 も気を配るようになり、また動物用の食品
 をつくっている企業も栄養のバランスを考
 慮するようになって、ネコの食生活が改善
 されたためと考えられます。


・ビタミンB欠乏症
 
→魚好きのネコは要注意
 
→ネコの栄養性の病気の中でも、ビタミンB1
 の欠乏症はとりわけおこりやすい深刻な病
 気です。
 というのも、ネコはイヌや人間にくらべて
 もともと大量のB1を必要としているからで
 す。
 とくに魚を主体とした食生活を続けている
 ネコは、ビタミンB1が不足しがちです。
 この病気は、症状が重くなると立ち上がる
 ことができなくなるなどの神経症状が出ま
 す。
 そこで飼い主は、ネコの食生活に注意し、
 この病気を予防する必要があります。ネコ
 はビタミンB1欠乏症以外にも、ビタミンB2
 やB6の欠乏症を発症することがあります。
 これらの病気の発症はB1欠乏症にくらべる
 とまれですが、症状は似ており、はっきり
 区別することは困難です。
 

・ビタミンA欠乏症
 
→偏食ぎみのネコに多い
 
→ネコの体は、人間やイヌなど他の動物と異
 なる特徴をいくつかもっています。
 そのひとつは、体内でビタミンAをつくるこ
 とができないというものです。
 そこでネコは、体が必要とするビタミンAの
 すべてを食べ物から摂取しなければなりま
 せん。
 そのため、偏食ぎみのネコはこの病気にか
 かる可能性がとくに高くなります。
 
 
・ビタミンA過剰症
 
→骨が変形してもとにもどらない
 
→この病気は日本では欧米ほどひんぱんには
 みられません。
 というのも、日本と欧米のネコでは、人間
 と同様、食生活も違っているためと考えら
 れます。
 ネコの食事にキャットフードを利用しない
 とき、日本ではネコに肉よりも魚や魚の缶
 詰を与えることが多いようです。
 これに対して欧米では一般に、鶏肉や牛
 肉、それにそれらの内臓、とくにレバーな
 どを食べさせる傾向があります。
 レバーにはビタミンAが豊富にふくまれてお
 り、少量ならむしろ体に有益です。
 しかしひんぱんに食べると、ビタミンA過剰
 性をおこす原因になります。
 

・上皮小体の異常
 
→骨が変形してもとにもどらない
 
→この病気は日本では欧米ほどひんぱんには
 みられません。というのも、日本と欧米の
 ネコでは、人間と同様、食生活も違ってい
 るためと考えられます。
 ネコの食事にキャットフードを利用しない
 とき、日本ではネコに肉よりも魚や魚の缶
 詰を与えることが多いようです。
 これに対して欧米では一般に、鶏肉や牛
 肉、それにそれらの内臓、とくにレバーな
 どを食べさせる傾向があります。
 レバーにはビタミンAが豊富にふくまれてお
 り、少量ならむしろ体に有益です。
 しかしひんぱんに食べると、ビタミンA過剰
 性をおこす原因になります。


・クル病
 
→骨の成長が止まる
 
→クル病は食べ物の中のカルシウムが不足す
 るため、骨が成長をさまたげられて変形す
 る病気です。
 魚を与えるときに、大きな骨ばかりでなく
 小骨まできれいにとり除くなどの気づかい
 が、かえってこうした病気につながりま
 す。この病気はネコではまれで、カルシウ
 ム不足が長く続くともむしろ上皮小体機能
 亢進症というより重い骨の病気になりま
 す。

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