皮膚の病気

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動物病院 熊本 デーリー
熊本県:菊池市・菊池郡/合志市/大津町/菊陽町/山鹿市/阿蘇市/熊本市東区・北区
電話:0968-38-5100
現在、夜間の診療を行っておりません。
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(※現在、夜間・深夜診療を行っておりません)
 
皮膚の病気
 
 

■ 寄生虫やカビによる皮膚病

 
・ノミによる皮膚病
 (ノミアレルギー)
 
→ひどいかゆみと小さな発疹
 
→ノミはたいへん種類が多く、世界では2000
 種以上、日本でも70種も見つかっていま
 す。
 このうち、一般にネコに寄生するノミはネ
 コノミです。
 しかしイヌノミがネコの体から見つかるこ
 ともあります。
 飼い主が非常に注意して駆除を行わないか
 ぎり、ほとんどのネコは気温の高い季節に
 なるとネコノミに寄生されます。
 ネコノミはネコだけではなく人間をも刺す
 ので、ネコの飼い主がかゆみや発疹を訴え
 て人間の病院を訪れ、ネコにノミが寄生さ
 れていることがわかる例も増えています。
 
 
・ツメダニ症
 
→大量のフケが出る
 
→足に大きな爪をもつネコツメダニがネコに
 寄生すると、ネコはこの皮膚炎をおこしま
 す。
 このダニは非常に小さいので、肉眼ではな
 かなか見つかりません。
 ネコのかゆみはそれほどでもなく、飼い主
 が刺されてはじめて、このダニが
 ネコに寄生していることに気づく例もある
 ようです。
 
 
・疥癬(ヒゼンダニ症)
 
→顔や耳が脱毛する
 
→体の丸いダニです。ネコに寄生したヒゼン
 ダニは、皮膚の表面に穴をあけてその中で
 生活します。
 ネコはひどいかゆみを感じて体をはげしく
 引っかきます。


・その他のダニ症
 
→今後、感染が増える可能性も
 
→ツメダニやヒゼンダニ以外にも、まれにネ
 コに感染するダニがいます。
 とくに海外から輸入されているネコに見つ
 かったダニは、今後、感染する例が増える
 可能性があるので注意が必要です。
 

・白癬(皮膚糸状菌症)
 
→丸く毛が抜ける
 
→酵母やカビの仲間(真菌の一種)の糸状菌
 に感染する病気です。
 ネコにはイヌ小胞子菌がもっともよく感染
 するようです。
 白癬(皮膚糸状菌症)はかつては若いネコ
 に多くみられましたが、最近では中年や高
 齢のネコにも感染する例が増えているよう
 です。



■ その他の皮膚病


・ストレスによる脱毛症
 
→なめつづけて毛が抜ける
 
→ネコは本来は仲間とのかかわりを好まない
 動物です。
 しかしいまの人間社会で飼われているネコ
 は、本来の習性にふさわしい暮らしはでき
 ません。
 そのため、なかには強いストレスを感じて
 神経症になり、ひどくやせたり脱毛するネ
 コもいます。


・対称性の脱毛症
 
→体の両側が同じように脱毛する
 
→体の毛が異常に多く抜け、地肌が見えてき
 ます。
 被毛がうすくなった部分は、体の左右でほ
 ぼ対称になります。
 ネコにはよくみられる皮膚の病気です。
 

・クッシング症候群
 (副腎皮質機能亢進症)
 
→薬の与えすぎが原因になることも

→腎臓の上にある小さな臓器、副腎のはたら
 きが異常に活発になり、副腎皮質ホルモン
 が過剰に分泌される病気です。
 最近では、副腎皮質ホルモン薬を長期にわ
 たってネコに与えたためこの病気になる例
 があります。
 

・ニキビ(ネコざ瘡)
 
→下あごが脱毛する

→ネコにはたいへん多い病気です。
 下あごが脱毛し、赤い斑や小さなブツブツ
 ができます。
 これはいわゆるニキビで、皮脂が皮膚の外
 に出られなくなっている状態です。
 人間のニキビは思春期にできますが、ネコ
 では年齢はあまり関係ないようです。
 また、いったんこの病気になると、くり返
 し発症することが多いようです。


・尾腺炎(スタッドテイル)
 
→尾のつけ根がふくらむ

→ネコには、背中の尾のつけ根の近いところ
 に、脂を分泌する腺がたくさん集まったと
 ころ(鼻腺)があります。
 この部分が炎症をおこしたものを鼻腺炎、
 またはスタッドテイルといいます。


・肉芽腫
 (好酸球性肉芽腫症候群)
 
→全身のあちこちが脱毛してかゆい

→ネコによくみられる皮膚病のひとつです。
 全身のあちこちが脱毛し、ひどいかゆみを
 ともなう炎症が生じます。
 皮膚炎をおこした部分からは白血球の一種
 である好酸球が見つかるため、正確には
 「ネコの好酸球性肉芽腫症候群」と呼ばれ
 ます。


・肉球の皮膚炎
 (形質細胞性皮膚炎)
 
→足の肉球がむくむ

→ネコの足の肉球がむくみ、ときには潰瘍を
 おこす病気です。原因はよくわかりませ
 ん。
 この病気になると、肉球の表面から免疫細
 胞の一種である形質細胞(プラズマ細胞)
 がたくさん見つかるので、この皮膚病は
 「形質細胞性皮膚炎」と呼ばれます。
 

・日光過敏症
 
→皮膚ガンに進行することも

→強い日光にさらされたために皮膚炎になる
 病気で、白いネコに多くみられます。
 とくに頭部の毛が抜け、その部分の皮膚が
 ただれたり潰瘍ができることが多いようで
 す。
 この皮膚炎を放置すると、ガンに進行する
 こともあるので注意が必要です。


・食事性アレルギー
 
→強いかゆみのために体を引っかく

→たいていの人にとっては何でもなくても、
 特定のものを食べるとじんましんが出たり
 吐いたりする人がいます。
 このように、ふつうは害のない食べ物に対
 して異常な反応を示すことを食事性アレル
 ギーといいます。
 ネコもまれに、特定の食べ物に対してアレ
 ルギー症状を示します。

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