・ビリルビンとウロビリン体の検査 →<目的>糞便の中のビリルビンとウロビリ ン体の有無によって黄疸が発生しているか どうかを見る検査です。 →<方法>ビリルビンの有無は、糞便を水に 溶かし、溶かした糞汁をグメリン試薬に摘 下して判定します。 ウロビリン体は、親指の頭ほどの大きさの 糞便をシュレジンジャー試薬5ミリリットル によく溶かし5分後、ろ紙でろ過して、色で 判断します。 ・寄生虫の検査(顕微鏡検査) →<目的>糞便中の寄生虫体や卵から寄生虫 に感染しているかどうかを判定する検査で す。 →<方法>直説法と集卵法とがあり、いずれ も新鮮な糞便を検査します。 直説法は、文字どおり便を直接、顕微鏡で 見る方法です。 集卵法には浮遊法と沈殿法とがあります。 浮遊法は比重の大きい試薬(液体)に糞便 を溶かし、比重の軽い虫卵などを浮き上が らせてから顕微鏡で検査します。 沈殿法は、虫卵を溶液中に沈殿させて検出 する方法です。 ![]() |