熊本県:菊池市・菊池郡/合志市/大津町/菊陽町/山鹿市/阿蘇市/熊本市東区・北区 電話:0968-38-5100 現在、夜間の診療を行っておりません。 現在、日曜日・祝祭日の診療を行っておりません。 (※現在、夜間・深夜診療を行っておりません) |
・交通事故によるケガ →車にはねられる →イヌが交通事故にあうケースはめずらしく ありません。 イヌの骨折の原因のほとんどは交通事故で す。 交通事故によるケガには、礫症(タイヤに ひかれて受けた傷)、ねんざ、骨折、脱臼、 そして打撲による内臓出血や内臓破裂など いろいろなものが考えられます。 ケガの種類もケガをした部位も ひとつではないのがふつうです。 また、外見的にはとくに異常がみられなく ても、内臓や骨、脳などに損傷を受けてい ることもあるので明らかに軽傷と判断でき る場合をのぞいて、大事をとって動物病院 に運び、全身の精密な検査を受けるのがよ いでしょう。 ・日常のケガ →イヌどうしのケンカや事故 →イヌどうしのケンカでケガをする、ガラス 片や金属片で切り傷や刺し傷をおうなど日 常おこるイヌのケガにはいろいろなものが あります。 傷の程度によって対応は異なります。 ・異物を飲み込む →釣り針、焼き鳥の串、ゴルフボール →イヌには口に入れたものを急に呑みこんで しまう習性があり、それがのどや食道、腸 につまったり、ひっかかったりして、問題 になることがあります。 イヌがよく呑みこむものにスジ肉などのか たい肉のかたまり、釣り針、縫い針、焼き 鳥の串、マジックボール、ゴルフボール、 梅干しや桃の種、小石、魚の背骨、コイ ン、ボタンなどがあります。 海外ではナイフやドライバーを呑みこんだ 例も報告されています。 ・ヤケド →ひどいやけどは命にかかわる →火、熱湯、蒸気、あるいは高温に熱せられ た金属になどに触れて、皮膚などがただれ るはがれるなどの傷をおうことを熱症、一 般にはヤケド(火傷)といいます。 ヤケドはいろいろな原因でおこります。 イヌが交通事故にあって地面を引きずられ たときに摩擦でヤケドする、夏の暑い日に アスファルトやコンクリートの道路を散歩 させたときに足の裏の蹄球(パッド)にヤ ケドする、化学薬品に触れてヤケドをする などあります。 また、好奇心の強い若いイヌでは、電気コ ードをかんで感電し、唇や歯肉にヤケドを することもあります。 さらに低温ヤケドといって、ドライヤーを 長時間使うことによっておこるものもあり ます。 火事などで煙を吸い込んで、気管や肺に損 傷を受けた場合もヤケドといいます。 動物の体は大部分が水分でできており、熱 くなりにくい性質をもっています。 反面、いったん熱くなるとなかなか冷えに くいので、ヤケドをおったらすぐに患部を 冷やすことが大切です。 ダメージを少なくすることができます。 ・熱中症(熱射病) →体温が急激に上昇する →イヌは寒さに強く、暑さには弱い動物で す。彼らには汗腺(汗を出す腺)がない ため、体温が上昇したとき、人間のよう に汗を出して体温を下げることができませ ん。 イヌは口をあけてあえぎ、空気を体内に入 れては出すことで体温を調整します。 そのため、温度が高く喚起のよくない場所 におかれたり、暑い日に直射日光を浴びつ づけたりすると、イヌの体温は急激に40度 Cをこえ、そのまま下がらなくなります。 はげしい運動をして体温が急上昇したとき も、同じ症状になることがあります。 このような高熱による障害を熱中症(日射 病)、なかでもひどいものを熱射病といい ます。 ただちにイヌの体温を下げてやらないと死 亡することがあります。 肥満したイヌは、体脂肪が多いために熱の 発散がうまくいかず、熱中症にかかりやす いので注意します。 また、ボクサー、パグ、ペキニーズ、ブル ドッグ、シーズーなどの短頭腫も、暑さに は弱いタイプです。 これらのイヌは他のイヌにくらべると、頭 が短い分、頭部の気道も短いため、空気が 気道を通るときに体温を下げる効率が悪い からです。 |