熊本県:菊池市・菊池郡/合志市/大津町/菊陽町/山鹿市/阿蘇市/熊本市東区・北区 電話:0968-38-5100 現在、夜間の診療を行っておりません。 現在、日曜日・祝祭日の診療を行っておりません。 (※現在、夜間・深夜診療を行っておりません) |
■ 角膜と結膜の病気 ・角膜炎 →角膜に炎症が生じ、はげしく痛む →角膜に炎症がおこった状態を、角膜炎 といいます。 角膜は5つの層からなり、どこにどの 程度の炎症ができたかによって厳密に は病名が違います。 また、一般の診療では原因によって違う 病名でよぶこともります。 ここでは一括して角膜炎として説明します が、簡単に分類にもふれておきます。 〈①表層性角膜炎〉(角膜上皮またはその 下の浅い部分)の炎症。 〈②深層性角膜炎〉①より深い部分の炎 症。 〈③潰瘍性角膜炎〉炎症が角膜の深部まで および、潰瘍になったもの。角膜潰瘍とも いう。 〈④その他〉急性角膜炎、慢性角膜炎、乾 性角膜炎などという分類もあります。 ・角膜裂傷 →角膜の傷口から、眼球の内容物がとび出す →角膜に傷がついた状態を角膜裂傷といいま す。 ・結膜炎 →イヌにいちばん多い目の病気 →結膜に炎症ができることを結膜炎といいま す。 イヌの目の病気では、もっともよくみられ るものです。 ・乾性角結膜炎 →目が乾いて、角膜と結膜に炎症が生じる →何らかの原因で涙(涙液)の分泌が少な くなり、目の表面が乾いて結膜と角膜に 炎症が生じるものです。 一時的なものと慢性的なものがあります。 ■ 眼瞼(まぶた)と涙器の病気 ・眼瞼炎 →放置すると慢性化し、治りにくい →まぶた(眼瞼)やその周辺が赤く腫れる病 気です。 慢性化すると完治しにくくなります。 ・眼瞼内反症 →まぶたが内側にめくれている →まぶたが内側に曲がりこんだ状態を眼瞼内 反症といいます。 この症状になるとまつ毛が角膜や結膜を刺 激して、角膜炎や結膜炎をひきおこすこと があります。 まぶたの内反そのものは、二次的な病気を おこさないかぎり、放置してもとくに問題 はありません。 ・眼瞼外反症 →まぶたが外側にめくれている →まぶたが外側にめくれ上がった状態を眼瞼 外反症といいます。 角膜や結膜が露出するため、炎症や潰瘍を おこしやすくなります。 ・流涙症 →涙があふれてとまらない →つねに涙があふれる病気です。 目の周囲が汚れやすいので、清潔にして おかないと結膜炎などをおこします。 ・チェリーアイ →第三眼瞼腺が赤くふくれる →第三眼瞼の裏側にある第三眼瞼腺が、赤く 腫れあがって突出する病気です。 さまざまな目の病気を併発することがあり ます。 ■ 眼球の病気 ・眼球の脱出 →眼球がとび出す →眼球がまぶたの外にとび出した状態をいい ます。 そのままにしておくと眼球表面が乾いたり 化膿したりして、組織が壊死することもあ ります。 ・前房出血 →眼球が出血で真っ赤になる →角膜と虹彩の間の前眼房でおこる出血で す。 ・ブドウ膜炎 →眼球がにごったり出血する →虹彩・毛様体・脈絡膜などの血管にとむ 膜を総称してブドウ膜といい、 ここに炎症がおこることをブドウ膜炎と いいます。 ・緑内障 →進行すると完治しにくい →眼圧が高くなり、それによって視神経が影 響を受け、視野がせまくなる病気です。 進行すると失明することがあります。 ・白内障 →進行すると失明する →目の水晶体の一部ないしは全部が白くに ごる病気です。 進行すると視力が低下し、失明に至るこ ともあります。 ・網膜剥離 →網膜がはがれて、ときには失明する →網膜の一部もしくは全部が眼底からはが れた状態です。 事故や病気が原因でおこることもありま すが、先天症の網膜形成不全もあります。 |