熊本県:菊池市・菊池郡/合志市/大津町/菊陽町/山鹿市/阿蘇市/熊本市東区・北区 電話:0968-38-5100 現在、夜間の診療を行っておりません。 現在、日曜日・祝祭日の診療を行っておりません。 (※現在、夜間・深夜診療を行っておりません) |
■ ウイルス感染症骨折と脱臼 ・狂犬病 →発病したら致命的な病気 →狂犬病は致死率100パーセントのもっと もおそろしい、人間と動物に共通する急性 のウイルス感染症です。 意識障害と中枢神経系の興奮とまひが、こ の病気の特徴です。 幸いなことにわが国では、イヌの登録、係 留、予防接種が徹底され、海外から輸入さ れる動物に対して厳重な検疫がおこなわれ ているため、1957年以降まったく発生 はありません。 しかし、アジア、アメリカ、ヨーロッパな どの地域には狂犬病の存在する国が多数あ り、国際交流のさかんないま、イヌやネコ をはじめとして、いろいろなペット動物が 数多く国内にもちこまれているので、油断 は禁物です。 ・ジステンパー →有効な治療薬がなく死亡率が高い →急性で高熱を発するウイルス性感染症の代 表的な病気で、伝染力が強く、かつ死亡率 の高いおそろしい病気です。 初期にはおもに高熱、下痢、肺炎など消化 器と呼吸器の障害があらわれ、後期には神 経がおかされます。 1歳未満(とくに生後3~6か月)の幼若犬 がかかりやすいのですが、成犬でも発病し ます。 ・パルボウイルス性腸炎 →はげしい嘔吐と下痢 →パルボウイルス感染症には、離乳期以降の イヌがかかる「腸炎型」と「心筋炎」の2 つの病気の型があります。 そのうち、広く発生し、しかも重要なのは 腸炎型です。 この病気にかかったイヌは腸がおかされ、 嘔吐と血液のような下痢をするようになり ます。 パルボウイルス性腸炎は、発病するとわず か1~2日で死亡することが多いおそろし い病気ですがワクチンを接種すれば予防で きます。 ・コロナウイルス性腸炎 →幼犬は重病におちいる →重要なイヌのウイルス性腸炎のひとつで、 下痢と嘔吐がおもな症状です。 とくに幼犬が感染するとはげしい症状を 示します。 また、イヌが集団的に飼育されていると ころで蔓延することがあります。 イヌパルボウイルスとイヌコロナウイル スに同時に感染(混合感染)すると致命的 になるので注意が必要です。 ・イヌ伝染性肝炎 →子イヌが混合感染すると危険 →イヌ伝染性肝炎は、イヌ科の動物だけに 感染するウイルス性肝炎で、とくに離乳 直後から1歳未満の幼若なイヌでは感染 率、死亡率の高い病気です。 伝染性がたいへん高く、回復したイヌで も、ウイルスは数カ月にわたって尿中に排 泄されます。 しかし、ワクチンを接種していれば発生を 予防することができます。 ・ケンネルコフ(イヌ伝染性喉頭気管炎) →せきが出る呼吸器の病気 →呼吸器の感染症で、おもな症状は強いせき をすることです。 そのために俗にケンネルコフ(犬舎のせき の意味)ともよばれています。 イヌジステンパーに感染したときにもせき が出ますが、本病はジステンパーとは違う 伝染性の気管炎で、がんこなせきをする呼 吸器の病気です。 ・イヌヘルペス感染症 →誕生まもない子イヌがかかる致命的な病気 →生まれたばかりの子イヌに、出血と、腎 臓、肺、肝臓などおもな臓器の壊死をお こす急性の致死的な感染症です。 ■ 細菌感染症 ・レプトスピラ症 →人間にも感染する重大な病気 →この病気は、レストスピラとよばれる細菌 の感染によって、出血性の黄疸や尿毒症を おこす感染症です。 一般には急性から慢性まで幅広い症状を示 しますが、死亡率もかなり高い病気です。 イヌのほか、多くの哺乳動物が感染し、人 間も感染するので、人畜共通感染症として も重要です。 ・ブルセラ症 →生殖器をおかし、治療法がない →この病気は、イヌ流産菌(ブルセラ・カニ ス)という細菌の感染によって発症しメス のイヌでは流産・死産、あるいは不妊な どの原因となります。 本病によって成犬が死亡することはあり ませんが、人間にも感染するので公衆衛 生上も問題のある病気です。 ・破傷風 →多くは5日以内に死亡 →土壌内に存在する破傷風菌は、イヌの体 表が土で汚れたときに傷口から侵入し体 内で毒素を産生します。 この毒素によってひきおこされる急性の 感染症が破傷風です。 この病気にかかると、運動神経と中枢神 経がダメージを受け、その結果、全身が 強直性のけいれんをおこします。 とくに破傷風菌がつねに存在する場所で 外傷を受けたときや、去勢や断尾などの 手術のあとなどに感染しやすいので、注 意が必要です。 ・細菌性腸炎 →最初の症状は下痢 →細菌の感染によっておこる腸の粘膜の炎 症です。 原因となる菌が何であれ、下痢がおもな 症状です。 |