骨と間接の病気

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動物病院 熊本 デーリー
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電話:0968-38-5100
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骨と間接の病気
 

 ■ 骨折と脱臼

 
・骨折
 
→骨折の原因のほとんどは事故
 
→ほとんどの骨折は、交通事故や高いとこ
 ろから落下したときの強い衝撃でおこり
 ます。
 しかし、何らかの病気によって骨がもろ
 くなっていると、簡単に骨が折れること
 があります。
 
 
・脱臼
 
→関節の骨がずれる
 
→関節を構成している骨どうしが分離して
 正常な位置からずれた状態を脱臼といい
 ます。
 また、骨が完全に分離しておらず、部分
 的にずれただけのものを、とくに亜脱臼
 といいます。
 

・股関節の脱臼
 
→後ろ足の付け根の関節がずれる
 
→骨盤を構成している骨の一つである寛骨
 と、大腿骨の付け根の部分(大腿骨頭)
 がなす股関節の脱臼です。
 イヌではよくみられます。
 

・膝関節の脱臼
 
→ひざの関節の皿がはずれる
 
→ひざの関節の「皿(膝蓋骨)」がずれる
 もので、先天性と後天性があります。
 トーイ・プードル、ポメラニアン、ヨー
 クシャー・テリア、チワワ、マルチーズ
 などの小型犬では膝蓋骨の亜脱臼がとく
 に多く見られます。


  ■ 関節の病気

 
・股関節形成不全
 
→大型犬に多発する
 
→股関節が変形し、歩き方がおかしくなり
 ます。イヌに多い遺伝的疾患のひとつで
 すが、最近、成育環境も病気の発症に関
 係していることが明らかになりました。
 股異形成ともいいます。

 
・レッグ・パーセス病
 
→生後1年以内の幼犬がかかる
 
→股関節の大腿骨頭(大腿骨の先端)への
 血液の供給が不足し、骨の変形や壊死が
 おこる病気です。
 成熟前の小型犬がかかります。レッグ・
 ペルテス病と発音することもあります。
 

・ひざの前十字靭帯の断裂
 
→加齢と肥満による病気
 
→ひざで十字に交差した靭帯の前側(前十
 字靭帯)が切れるもので、イヌではよく
 みられます。
 加齢によって靭帯が弱くなったり肥満の
 ためひざ関節にかかる負担が大きくなる
 と、この靭帯が切れやすくなります。
 近年ふえている疾患です。


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