生殖器の病気

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動物病院 熊本 デーリー
熊本県:菊池市・菊池郡/合志市/大津町/菊陽町/山鹿市/阿蘇市/熊本市東区・北区
電話:0968-38-5100
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生殖器の病気
 

 ■ メスの病気

 
・子宮蓄膿症
 
→子宮に膿がたまり、腹がふくれる
 
→子宮が細菌に感染して炎症をおこした
 結果、子宮の内部に膿がたまる病気です。
 中年以上(5歳以上)のメスのイヌ、と
 くに老犬にはふつうにみられます。
 よほど病気が進行しないかぎり、とくに
 問題なく治療できます。
 
 
・乳腺炎
 
→乳腺にしこりができ、熱をもつ
 
→子イヌの授乳期に乳腺が熱をおび、しこ
 りが生じます。
 細菌に感染して化膿することもあります。
 
 
・膣の病気
 
→膣が赤く腫れたり、外にはみ出る
 
→メスのイヌの膣は、交配や子宮内膜炎、
 出産などによって、細菌に感染し、
 症をおこすことがあります(膣炎)。
 また、女性ホルモンが過剰に分泌された
 ために、膣の粘膜が厚くなって膣の外に
 まではみ出てしまう(膣の過形成)こと
 もあります。
 
 
・膣の脱出
 
→膣が体の外に出る
 
→発情期に、性ホルモン(エストロゲンと
 プロゲステロン)のバランスがとれてい
 ないと膣の一部は体の外に出てしまうこ
 とがあります。


 ■ オスの病気

 
・精巣の腫瘍
 
→メスのように乳がふくらむこともある
 
→精巣(睾丸)の腫瘍は、イヌでは人間
 よりも発症率が高く、多くみられます。
 腫瘍細胞の増殖によって精巣がふくれ
 あがることもあります。
 ほとんどは良性ですが、まれに他の臓
 器に転移することがあります。

 
・包皮炎
 
→包皮から膿が出る

→ペニスを包む包皮が病原性の最近に感染
 して炎症をおこし、包皮の先端から膿が
 出ます。
 

・前立腺炎
 
→急性では痛みが激しく、うずくまること
 もある
 
→前立腺が細菌に感染して炎症をおこす病
 気で、老犬に多くみられます。
 ほとんどの場合、前立腺の肥大をともな
 います。前立腺の細菌が膀胱に広がるこ
 ともあります。
 完治せずにときどき症状が出る膀胱炎は、
 しばしば前立腺が細菌源になっています。
 

・前立腺肥大
 
→他の臓器を圧迫して、病気をひきおこす
 
→人間とイヌだけにあらわれる病気で、老
 犬に多くみられます。
 イヌでは、症状が出なくても50%のオス
 イヌは前立腺が肥大しているといわれて
 います。
 つまり、老犬になれば、前立腺は肥大す
 ると考えたほうが良いでしょう。
 前立腺が大きくなると、近くの尿道や直
 腸を圧迫することがあります。
 また会陰ヘルニア(腸や膀胱が会陰部に
 脱出する病気)の原因にもなります。


・前立腺膿瘍
 
→尿がにごり、血がまじる
 
→前立腺が細菌に感染して化膿し、膿が尿
 道に排泄されずに前立腺にたまる病気で
 す。


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