熊本県:菊池市・菊池郡/合志市/大津町/菊陽町/山鹿市/阿蘇市/熊本市東区・北区 電話:0968-38-5100 現在、夜間の診療を行っておりません。 現在、日曜日・祝祭日の診療を行っておりません。 (※現在、夜間・深夜診療を行っておりません) |
■ 腎臓の病気 ・急性腎不全 →はげしい脱水症状がおこる →腎臓がきゅうにきちんとはたらかなくな り、そのために体にとって有害な物質を 排泄できなくなることがあります。 このような状態を急性腎不全といいます。 ・慢性腎不全 →症状がでるまで気づかない →何らかの原因で、血液をろ過して尿をつく るネフロンが少しずつ壊れていき、腎臓が 働かなくなる。 慢性の腎不全ははっきりした症状がでるま でに時間がかかり、症状がでたときには治 療が難しいこともあります。 ・急性腎炎 →ひどいときには死ぬこともある →腎臓の糸球体の基底膜が突然炎症をおこ す病気です。 軽いときには腎臓に小さな病変が生じる だけなので、とくに症状もあらわれず気 づかれないまま経過します。 しかし、なかには死に至る重いものもあ ります。 症状も一定していません。 ・慢性腎炎 →老齢のイヌはこの病気の予備軍 →齢をとるとふつう、腎臓の組織が変化して 慢性肝炎(慢性糸球体腎炎)になりますが 多くの場合、症状としてあらわれません。 しかし、組織の変化がひどければ、慢性 腎不全になります。 ・水腎症 →お腹に大きなかたまりができる →尿が輸尿管をとおりにくくなると、腎盂(じんう)に尿がたまり、腎臓が大きくな ることがあります。 ・ネフローゼ症候群 →体がむくみ、元気がなくなる →症候群の名前通り、原因のいかんを問わ ず、ある種の症状(尿にタンパク質が出 るなど)がみられる病気をすべてこう呼 びます。体にむくみが見られるのも特徴 です。 ・間質性腎炎 →病気が進行するまで気づかない →腎臓の間質に炎症がおこる病気です。 間質というのは、ネフロンとネフロンの 間をうめる繊維(結合組織)からなる部 分のことで血管などもここを通っていま す。間質性腎炎になると、腎不全の症状 があらわれます。 動物病院では間質性腎炎と呼ばれること は少なく、一般に腎不全として扱われま す。 ・腎盂腎炎 →進行すると腎不全になる →腎臓の腎盂が炎症を起こす病気で、尿路 感染症の一種です。 腎盂腎炎を起こすと、普通は炎症はそこ だけではおさまらず、腎臓の組織そのも の(実質)まで広がって、症状が重くな ります。 ・腎結石 →腎盂に結石ができ、尿に血がまじる →尿路に結石ができる病気「尿路結石」と よび。 結石ができる部位によって、腎結石(腎 盂の結石)、輸尿管結石、膀胱結石、尿 道結石に分けます。 結石そのものは同じでも、結石のできる 部位によって、症状がかなり違ってきま す。 ただし診断法や治療法、予防法にはそれ ほど大きな違いはありません。 腎結石は、腎臓の腎盂に結石ができる病 気です。ふつうは病気がかなり進むまで 症状が現れません。 ■ 膀胱と尿道の病気 ・膀胱炎 →水をたくさん飲み、尿の回数がふえる →腎臓から尿道までの経路(尿路)の一部 が細菌などに感染して、炎症をおこす病 気を「尿路感染症」といいます。 そのうちもっとも多くみられるのが、膀 胱炎です。 ・膀胱結石 →メスが尿路結石になったら要注意 →膀胱に結石ができる病気です。 膀胱結石は尿路結石の中でいちいばん 多くみられるもので、ふつうは細菌性 の膀胱炎(尿路感染症の一種)につづ いて生じます。 そのため、尿路感染をおこしやすいメ スのイヌに多く発生します。 ただしメスのイヌの結石の小さなもの は流れ出ることが多く、 症状があらわれるのは大きい石ができ たときです。 ・尿道結石 →尿が出にくくなる病気 →膀胱や腎臓から流れてきた結石が尿道に につまる病気です。 オスによくみられ、尿が出にくくなりま す。 |